意外と知らない！お墓参りでやってはいけないこと

お墓参りはご先祖様への敬意を表す場です。にもかかわらず、「近所だから」とジャージやスウェットで行くのはNG。もちろん喪服ほどフォーマルにする必要はありませんが、清潔感のある服装を心がけましょう。

例：こんな服装がOK！
ワンピースやシャツ＋パンツ（派手すぎない色）
スニーカー（動きやすさ重視でも汚れていないもの）
注意！ 派手なアクセサリーやサンダルは避けましょう。

「お墓を触ってはいけない」と思いがちですが、実は掃除中やお参りの際に軽く手を添える程度なら問題ありません。ただし、墓石に登ったり、物を置いたりするのは絶対にNGです。墓石は大切な供養の場なので、乱暴に扱うのは避けましょう。

お墓参りの後、供えたお花のビニールやお供え物の包装をそのままにしていませんか？
「ちょっとくらい…」と放置すると、次に訪れる人が不快に感じるだけでなく、墓地全体の雰囲気を損ねることも。持ち帰るのが基本のマナーです。

お墓にお供えする際、果物やお菓子をそのままにして帰るのは実はNG行為です。動物が荒らしてしまうことがあるため、供えた後は持ち帰るのが基本のルール。どうしても置いていきたい場合は、「置いて帰ってもOK」とされている墓地かどうか確認しましょう。

お供えにおすすめのもの：
お花（季節感のあるもの）
線香やろうそく
簡単に片付けられる小さな果物

NG例：
カサブランカ（匂いが強い）
バラ（棘がある）
OK例：
菊やカーネーション
季節の花（桜やアジサイなど）

最近はお墓参りの様子をSNSにアップする人も増えていますが、これには賛否両論があります。写真を撮ること自体がNGではありませんが、SNSに投稿する場合は、墓石の名前やプライバシーが分かる部分が写らないようにする配慮が必要です。

お墓参りは家族で訪れることも多いので、会話が盛り上がることがあります。ただし、あまりに大きな声で話すのは控えましょう。周囲には他のお墓参りをしている方もいます。落ち着いた雰囲気を保つことが、他の人への気遣いになります。

お墓参りで快適に過ごすためには、事前準備が大切です。以下のチェックリストを参考にしてみてください。

掃除用具：スポンジ、雑巾、バケツなど
お供え物：お花、線香
その他：軍手、ゴミ袋、小銭（お賽銭用）

お墓参りの本来の目的は、ご先祖様への感謝の気持ちを伝えることです。掃除や供え物も大切ですが、手を合わせて「いつも見守ってくださりありがとうございます」と心を込めて祈ることが何より重要です。