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年末年始にやっておきたい! お仏壇の掃除とお参りの正しいマナー

年末が近づくと、大掃除や年賀状の準備などで慌ただしくなりますよね。そんな中で、つい忘れがちなのが「お仏壇のお参り」です。
一年の感謝を伝え、新しい年を清らかな気持ちで迎えるために、お仏壇の前で手を合わせる時間はとても大切です。しかし、意外と知られていないマナーや避けた方がよい行為があることをご存じでしょうか?
今回は、知っているようで知らない「お仏壇の掃除とお参りの基本マナー」を、年末年始にぴったりな形でご紹介します。
 


 

1. お仏壇を整えるのは「年末の大掃除」の一部として

年末の大掃除に合わせて、お仏壇の掃除を行うことは、家族やご先祖様への感謝を表す大切な儀式の一部です。掃除を通して、心の整理や感謝の気持ちを新たにすることができます。
お仏壇のお手入れは、年末の大掃除と一緒に行うのがおすすめです。
「年の汚れを落として新しい年を迎える」という考え方は、家も仏壇も同じです。ご先祖様に「一年間ありがとうございました」と感謝を伝える気持ちで掃除をしましょう。

仏壇掃除のポイント

  • まずは手を清めてから:掃除を始める前に手を洗って心身を整えます。

  • 仏具は一つずつ丁寧に:仏具を取り外す際は、どの位置に何があったかを覚えておきましょう。可能なら写真を撮っておくと安心です。

  • 柔らかい布でほこりを取る:化学雑巾や強い洗剤は避け、柔らかい布で軽く拭き取ります。金箔がある場合は特にデリケートなので、直接触れないようにしましょう。

  • 香炉や花立は最後に洗う:水洗いできる仏具は最後に洗い、しっかり乾かしてから戻します。

お仏壇を清める時間は、ご先祖様との対話の時間でもあります。「今年も家族が無事に過ごせました」と心の中で報告してみてはいかがでしょうか。
 


 

2. お仏壇へのお参り方法

お仏壇のお参りは、形式的なものではなく、心を込めることが大切です。次の流れを参考に、落ち着いた気持ちでお参りしましょう。

一般的なお参りの流れ

  • お供えを整える
    お花・お菓子・果物などを供えます。お正月らしくみかんやお餅を添えるのも良いですね。
    ただし、肉や魚など“生ぐさい”ものは避けるのが一般的です。

  • ろうそくを灯す
    火を灯す際は「命の象徴」としての意味を意識し、落ち着いて行いましょう。

  • お線香をあげる
    お線香は一本または三本を目安に。宗派によって立て方が異なることもありますが、「香りで清める」という意味を大切にします。

手を合わせて合掌
背筋を伸ばし、深呼吸をしてから手を合わせましょう。祈るというより、「感謝と報告」の気持ちを伝えるのが基本です。


3. 気をつけたい “知らずのうちにマナー違反”

お仏壇参りには、細かなマナーも存在します。形式に縛られすぎず「気持ちを整えること」が第一ですが、ふとした行動が「避けた方がよい」とされることもあります。以下はその一例です。

  • ろうそくの火を「息」で吹き消す
    つい「ふー」と吹き消してしまいがちですが、口から出る息には“穢れ(けがれ)”の意味合いがあるとされ、できれば火消し用の器具や手であおぐ方が丁寧とされています。

  • 仏壇の前でお供えをその場で食べる/飲む
    お供えをしたら、その場で食べてしまうのではなく、供えた後「おさがり」としていただくことが一般的です。

  • 夜遅い時間のお参り
    夜中は「静寂の時間」とされ、お参りにはあまり適していません。できるだけ朝や日中に行うようにしましょう。

  • 強い香りの香水・整髪料などを仏壇前で使う
    お仏壇の前は落ち着いた空間として、「香りが強すぎる」などの配慮が望ましいとされています(注:必ずしもすべての家で同様とは限りません)。

上記はいずれも「絶対にしてはいけない」と断言できるわけではありませんが、「配慮をした方がよい」という観点から多く紹介されています。お仏壇へのお参り作法として覚えておくと良いかと思います。


4. 年末年始ならではの「心を伝える」お参り

年の瀬や新年のお参りは、特別な意味を持ちます。
「一年の感謝」と「新しい年への願い」を込める、節目のご挨拶でもあります。

年末に伝える言葉

  • 「今年も家族が健康で過ごせました。ありがとうございました」

  • 「無事に一年を終えることができました。ご加護に感謝します」

新年に伝える言葉

  • 「新しい年も家族をお見守りください」

  • 「皆が笑顔で過ごせる一年になりますように」

お仏壇に向かうときは、形式よりも“心”を大切に。たとえ数分でも、ご先祖様に想いを寄せる時間を持つことが、家族のつながりをより深めてくれます。


5. まとめ

年末年始のお仏壇参りは、ただの作業ではなく、心を込めた大切な時間です。お掃除の際には手を清め、心を整理しながら感謝の気持ちを伝えるためにお参りを行いましょう。マナーを守りつつ、無理なく自然に心を込めることが最も大切だと言えます。
新しい年を迎える準備として、ぜひ心を込めてお仏壇のお手入れをしてみてください。


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